観音寺市の高校生が手作りの支援機器を養護学校の生徒に贈って交流を深めました。
毎日の学校生活に役立ててもらおうと、観音寺総合高校工業科の3年生5人が香川西部養護学校を訪れ、手作りの支援機器を贈りました。
今回作ったのは、スイッチを押すとお猿の人形がついた台車が車椅子を引っ張る「ひくモン」など5種類です。「自分でスイッチを押して車椅子を動かす」という動作が子どもたちの自信につながるそうです。今後、香川西部養護学校の運動会の徒競走などで使われる予定です。
(佐田アナリポート) 「このスイッチはかなり大きく作られています。さらに、赤いスイッチとほんの少しの力で押せる棒状のスイッチの2つ、つけることで、より多くの子どもが使うことができます」
(観音寺総合高校工業科3年/大西佐知 さん) 「一番最初に、安全に楽しく使っていただけるということを考えて作っていきました。今まで先輩方が贈呈してきた「あゆむちゃん」などの器具を一緒に、これから私たちのものも仲間入りして体育祭などで使っていただけたらなと思います」
どんぐりが転がり続ける様子を楽しむ「どんぐりころコロン」なども贈りました。また、観音寺総合高校の生徒たちは17日のために練習してきた科学実験も披露しました。養護学校との交流は旧三豊工業高校が2006年から毎年行っていたものです。去年4月に観音寺中央高校と統合してできた観音寺総合高校にも引き継がれました。
(香川西部養護学校の生徒) 「おもしろかったです。新しく作ってもらった機械もよかったです」 「みんなとダンスをしたのが楽しかったです」 「(観音寺)総合高校の方たちと一緒に楽しむことができて本当によかったと思います」