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犬猫の赤ちゃんを預かる「ミルクボランティア」って? 殺処分数の減少へ県が随時募集 香川

2020年10月15日 18:15

 ミルクボランティアという活動をご存じでしょうか? 離乳前の子犬や子猫を一時的に預かり面倒を見るボランティアです。犬や猫の殺処分が多い現状を少しでも改善しようという試みなんです。

 ミルクボランティアとして活動をしている香川県丸亀市在住の大平香之さん。
 大平さんは約2年半、家庭教師の仕事をしながら生後間もない子猫を一時的に育てています。

(子猫にミルク与える大平さん)
「飲んだね~よしよし」

 高松市東植田町の「さぬき動物愛護センターしっぽの森」には、市民が保護したり、飼い主が手放したりした犬や猫が持ち込まれます。

 香川県は収容数、殺処分数ともに全国ワースト1位で殺処分率もワースト2位です。

(中濱綾那リポート)
「最大で犬は60匹、猫は30匹収容され、飼い主を待つ犬と猫がそれぞれのお部屋で暮らしています」

 保護だけでなく譲渡も推進していて2019年3月のオープンから2020年8月までに、2378匹の犬猫が里親の元へ引き渡されました。

Q.香川県で殺処分数が多い理由は?
(さぬき動物愛護センター しっぽの森/松山拓史さん)
「香川県は気候が温暖で自然災害がないということ、犬猫の生活圏と人の生活圏が近いところにあるということ、かわいそうだという理由で、野良犬や野良猫に餌だけを与えるということで野外で繁殖する」

 殺処分される半数近くは、まだ乳離れしない赤ちゃんです。数時間おきに授乳の世話をする人がおらず、多くの場合、収容されて直ぐに処分されてしまいます。そのため、授乳の必要な時期をしっかり面倒をみて、譲渡される犬猫を増やすのがミルクボランティアなんです。

 福岡市では、2019年度犬猫の殺処分の数が事実上ゼロとなるなど成果を上げています。

 大平さんのお宅には、丸亀市の中讃保健所から9月下旬に受け入れ、生後2週間前後の子猫がいます。収容された当時は、かなり衰弱していました。
 子猫が離乳するまでは約2カ月かかり、交通費や餌代などは自己負担です。

(ミルクボランティア/大平香之さん)
「この子(トイプードル)は中讃保健所に収容された子なんですが、おそらく5歳前後でぼろぼろの状態で収容されて」

 大平さんは、5年前に譲渡会で出会ったトイプードルのほか、4匹の子猫も育てています。

 今まで約20匹を育て、里親に譲渡している大平さん。
 生まれて数日の子猫は一度に飲めるミルクの量に限りがあり、大平さんは数時間ごとにミルクを与えるだけでなく、食べたものや体重なども細かく記録しています。

(ミルクボランティア/大平香之さん)
「時間と手間と体力、全て必要になります。睡眠時間もたくさんとられ、3時間おきに起きてミルクをあげるということ。体調がどうしても不安定な時期ですので、異変に気付くのが遅れないようにしっかりと観察すること」
Q.それでもボランティアを続ける理由は?
「(犬猫の)収容の多さにとてもがくぜんとしまして、そんなに苦しんでいる犬猫たくさんがいるのにこのままで良いのかと思って」

 大平さんが今まで授乳して育てた子猫は、必ず里親が見つかり譲渡率は100パーセントです。譲渡後も里親とメッセージのやりとりをするなどして、ミルクボランティアをして育てた後の成長も見守っています。

 殺処分の減少に直接貢献できるミルクボランティア。香川県の2019年の登録人数は22人で、県では随時募集を行っています。

(ミルクボランティア/大平香之さん)
「収容数のうちミルクが必要な子で、手が足りなくて、多くの子猫子犬たちが処分せざるを得ない状況ですので、是非お一人でも本当に助けていただければと思います」

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