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〈新型コロナ〉感染の有無を調べるPCR検査に公的医療保険が適用 民間検査会社など委託契約が結べておらず医療機関などと調整が必要 岡山県

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 6日から新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査に、公的医療保険が適用されます。岡山県では現時点で医療機関などとの調整が必要としています。

 岡山県環境保健センターでは、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査ができます。

 この検査が6日から公的医療保険の適用対象となり、保健所を通さずに委託を受けた民間検査会社などで検査が可能になりました。

 費用の自己負担がないことは今までと変わりません。

 これまでは専門外来の医師が「感染が疑わしい」と総合的に判断し、保健所が検査を認めた場合のみ検査ができました。

 公的保険が適用されると、医師の判断に基づいて保健所を通さずに感染防護が整った医療機関や民間検査会社などでの検査が可能になります。これにより感染拡大に備え検査件数を増やす狙いがあります。

 しかし、岡山県によると現時点で民間検査会社などとの委託契約が結べていないため、まだ調整が必要としています。

 一方、環境保健センターでは感染拡大に備えて、3月中旬から検査の専用機器を1台から2台に、検査員を2人から6人体制に増やし、1日に約20人の検査に対応できるようにします。

(岡山県環境保健センター/望月靖 所長) 「適切・的確な結果をなるべく早く出していくということが大切になるかと思います。そのために態勢強化に努めてまいりたいと考えています」

 また感染者が出た場合に備え、指定医療機関の岡山市立市民病院は受け入れ態勢を整えています。隔離された感染症病棟では感染者のための4部屋6床を用意。感染が広がることのないよう病室の気圧を低くして空気が室外に流れ出るのを防ぐ陰圧管理を行っています。

(岡山市立市民病院/今城健二 副院長) 「まん延を防ぐために、できるだけ一般の方ともしかしたら感染症になっているかもしれない人を分けるということが非常に大事。もちろん病院の準備は整っておりますのでいつ出ても大丈夫な形にはなっております」


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