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中世から伝わる鉄の製法 木炭の火で砂鉄を溶かし鉄の塊を作る「たたら製鉄」を再現 岡山・新見市

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 岡山県新見市で中世から伝わる鉄の製法「たたら製鉄」を再現した学習会が開かれ、市民らが当時の鉄作りを体験しました。

 たたら製鉄は土で作った炉を使い、木炭の火で砂鉄を溶かし鉄の塊を作る製法です。午後6時、炉に点火されると2日間にわたる体験学習の始まりです。

 地元の有志が始め今年で21回目を迎えたこの体験学習には、延べ約300人が参加しました。まず、「押して、引いて」の大きな掛け声に合わせて「手押しふいご」で炉に風を送り続けます。  そして、木炭を燃やし続け約4時間後、炉の温度は1400度に。木炭と砂鉄を交互に入れ砂鉄を溶かす作業は夜を徹して行われ2日間で投入した木炭は約1.3トン、砂鉄は790キロになりました。

 炉を解体すると「ズク」と呼ばれる約400キロの鉄を作ることができました。

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