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検疫探知犬が高松空港で“捜査” 鋭い嗅覚で違法持ち込み防ぐ 香川

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 輸入が禁止されている肉類などの持ち込みを減らそうと、高松空港で検疫探知犬による捜査の様子を公開しました。

 24日、高松空港の税関検査場には、普段は関西空港で活動している検疫探知犬「アルバート」が派遣されました。  アルバートは手荷物の中から、肉製品や農産物の臭いを嗅ぎ分け、発見すると座って職員に知らせます。

(記者) 「いま、探知犬がしゃがみ込みました。何か見つかったのでしょうか」

 アルバートが合図を出した荷物を開けてみると、持ち込みが禁止されている豚肉の加工品や果物が出てきました。

 今回は量が少なかったため放棄するだけでしたが、販売用に大量に持ち込むなど、悪質な場合は刑事告訴の対象になるということです。

 観光客の増加に伴って、輸入禁止品の持ち込み件数は全国で増えています。  高松空港でも、去年1年間で420件、約290キロの違法な肉製品が見つかっています。全国では、去年1年間で約9万4千件の違法な肉製品が見つかりました。これは2014年の約1.6倍です。

 動物検疫所の職員はビラを配るなどして、輸入が禁止されているものを持ち込まないように呼び掛けていました。

(農林水産省動物検疫所 四国出張所/田澤瑞帆 所長) 「きちんと手荷物の検査、探知犬の活動などを通じて、ウイルスの侵入をしっかりくい止めていきたい」

 動物検疫所は来年3月までに、検疫探知犬を現在の約1.5倍にあたる53頭に増やして、検査を強化する方針です。

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