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西日本豪雨 真備町で大学生が子どもたちの「先生」に きっかけは母親たちの声 岡山

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 去年の西日本豪雨の被害を受けた倉敷市真備町で、小学生が夏休みに集まる場所をつくろうと、地元の大学生がイベントを開いています。

(記者) 「西日本豪雨から1年経った今も、学校が復旧作業で使えないため、こうしてコミュニティセンターに子どもたちが集まって大学生に工作を教わっています」

 子どもたちが作っているのは、ペットボトルやプラスチックのコップを使った風鈴。別のテーブルでは、10円玉をきれいにする自由研究で大学生が10円玉にケチャップなどをかけています。    「子どもが遊べる場がほしい」「夏休みの宿題に困っている」などの地域のお母さんたちの声をきっかけに始まった「夏休み宿題大作戦!!」です。

 倉敷市真備町の「ぶどうの家BRANCH」で7月14日から行われていて、ノートルダム清心女子大学の社会福祉課程の学生が企画しました。参加したのは、岡田小学校と薗小学校、そしてプレハブ校舎で授業をしている川辺小学校の児童24人です。

(参加した子どもはー) 「お友達の似顔絵を描くところが一番楽しかったです」 「あまり会えない人と会えて、とてもいいと思いました」

(自由研究をする子ども) 「ケチャップ!」 「ちょっと見たら結構きれいになっていたという衝撃」

 大学生だけでなく近所の人も先生に。

(近所の人) 「昔はこうやって(ご飯を)炊きょーたん」

 建物の外では釜でご飯が炊かれていて、子どもたちが興味深く見ていました。この日の昼食は近所のボランティアがふるまうカレーです。

 元の家に帰ってきた子もそうでない子も集まって過ごす夏休み。「夏休み宿題大作戦!!」は、8月25日まで全部で7回行われます。

(学生リーダー・ノートルダム清心女子大学/ 手塚春菜さん) 「私自身も子どもが好きだし、私にもできることがあるのかなって始めました。みんなすごい元気で明るくて楽しいなって感じます」


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