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最新の浸水想定区域が反映されず 倉敷市のハザードマップを改訂へ 岡山

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 岡山県倉敷市が、7月配布した真備町の洪水ハザードマップに最新の浸水想定区域が反映されてないとして、改訂する方針であることがKSBの取材で分かりました。

(記者) 「ここから200メートルほど行くと矢掛町です、真備町の西の端、呉妹地区に来ています、この地区はハザードマップでは浸水しない区域でしたが西日本豪雨では床上まで浸水した家もありました」

 倉敷市真備町妹の7軒ほどの集落です。昨年の西日本豪雨で用水路の水があふれ、2軒が浸水しました。

(被災した女性はー) 「ブロックのこのあたりまで。2階に上がる階段の2段目まで、膝上70センチ―メートルくらいまで来ましたかね」

 女性が2階から撮影した写真では、家の前の道路も冠水しています。

 倉敷市が7月配布した真備町の洪水ハザードマップです。女性の家がある集落は浸水の可能性を示す色が塗られていません。なぜこのようなことになったのでしょうか。    真備町を流れる小田川は高梁川との合流点から8キロメートルまでは国、それより上流は岡山県が管理しています。

(岡山県河川課/大田昇 総括副参事) 「この地図で言うと、色分けがしてあるこのあたりこの部分が管理の境になっています」

 倉敷市は、国と岡山県が公表している川が氾濫や決壊した時の洪水浸水想定区域図を重ね合わせて真備町のハザードマップを作っています。

 国と岡山県が公表した最新の図を重ね合わせると、集落に0.5メートルから3メートルの浸水の可能性を示すピンク色が付きました。

 集落は、小田川からの洪水でも浸かる可能性があることが分かりました。

 倉敷市危機管理課は、「浸水域は2016年に作成したハザードマップのままで、新たに避難所などを加えた」とコメントしています。


(被災した女性はー) 「同じ倉敷市市民なんですけどなんでなのかなって、6、7軒しかないからあれなのかなって思ったり。やっぱりきっちり真備町の端まで地図に載せてほしい」

 倉敷市は、全地域の洪水ハザードマップを今年度中に改訂する方針だということです。

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