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女子サッカー発祥の地で新資料 明治時代の日誌に「フートボール」楽しむ女学生 香川・丸亀市

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 「大正なでしこ」を塗り替える新たな資料が見つかりました。香川県丸亀市では2011年に、大正時代の女学生たちがサッカーを行っている写真が見つかり、「国内女子サッカー発祥の地」として話題になりました。このほど新たに、大正より前、明治の時代に、女学生がサッカーを楽しんでいたことが分かる日誌が見つかりました。

(丸亀市立資料館/林恵さん) 「明治の段階でたくさんの女学生が学校の放課後にたぶんしてたと思うので、そういった様子が分かったので、新しい発見だと思いました」

(記者) 「こちらが今回新しく見つかった当時の女学生が書いた日誌です。日誌の中には、『フートボールをす』との文字が書かれています」

 明治44年、1911年11月から約4カ月間、当時の学校生活についてつづられたこちらの日誌。今の丸亀高校の前身のひとつ、丸亀高等女学校を大正2年に卒業した「船橋みのり」さんが書いたものです。丸亀市の男性の家からこのほど見つかり、現在、丸亀市立資料館に展示されています。

 丸亀の女学生によるサッカーの歴史をめぐっては、大正8年と9年に行われた女学校の運動会で、サッカーに興じる様子を写した絵はがきが見つかっています。

 女学校の古い帳簿には、明治39年に香川県からサッカーボール1個を購入した記録などが残っていましたが、今回の日誌の発見によって明治時代の女学生が日常的にサッカーを楽しんでいたことが明らかになりました。

(丸亀市立資料館/林恵さん) 「『きょうは疲れた、でも外に出てサッカーをしたら楽しかった』みたいなことを書いています。あんまり今の女子高生と変わらない、みずみずしい感性みたいなのが感じられました」

 「大正なでしこ」たちを題材に丸亀高校の演劇部が演じた舞台が去年、高校演劇のコンクールで日本一に輝きました。この作品の映画化も決まりました。


(丸亀高校 元校長/馬場康弘さん) 「映画化の話が出ると同時に出てきたんでね、あの世?からじゃないんやけど、すごくタイミングのいい情報提供というかね。向こうからメッセージを送ってくれたんじゃないかなという、そんな感じもしますね」

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