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知らない番号からの電話は留守電に 特殊詐欺対策で警察が新たな取り組みを提案 岡山・倉敷

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 特殊詐欺の被害を防ごうと、一般家庭の留守番電話の設定や音声メッセージを変える取り組みを倉敷警察署が始めています。

 倉敷警察署地域課の警察官2人が訪れたのは、岡山県早島町の佐藤一義さん(73)のお宅。

 電話を使って貯金などをだまし取ろうとする特殊詐欺を防ぐため、知らない番号からかかってきた電話は十数秒で留守番電話につながる設定にして、音声メッセージも変えることを提案しました。

(警察官録音) 「詐欺対策のため、在宅中も留守番電話設定にしております。お手数ですが発信音の後にお名前とご用件を入れてください」

(記者) 「特殊詐欺の被害に遭わないために1番重要なのは電話に出ないこと。知らない番号からかかってきた電話を留守番電話につなぐことで言葉巧みにだまそうとする相手をブロックできます」

 今年5月末までに岡山県で電話を使った特殊詐欺の被害は12件で、被害額は約7600万円です。そして被害者は全員高齢者です。

(佐藤一義さん) 「お年寄りの人っていうのは日頃あんまり話をしないもんで、こういう電話くるとついつい話をしちゃうんですよね。一人暮らしとか老夫婦だけの方はけっこうおられますので、そういう方は(音声を)入れられたほうがいいかなと」

(倉敷警察署 地域課/齊藤諒子 巡査長) 「電話がかかってくればやっぱり出てしまう。それを利用して、それを利用して詐欺をするっていうのが多いので、かかってきてもまず出ない。誰かなというふうに疑ってもらう」

 倉敷警察署では今後も管内の一般家庭を訪ねて、留守番電話による詐欺対策を呼び掛けていくことにしています。

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