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「やりきった思いが強かった」 岡山シーガルズで17年プレー、山口舞選手が引退会見

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 女子バレーボール岡山シーガルズのキャプテン、山口舞選手が引退会見を開き「やりきった思いが強い」とその胸中を語りました。

(山口舞 選手) 「今シーズンに限っては、やりきったという思いが強かったので引退を決めました」

 山口舞選手は三重県出身の35歳。2001年に岡山シーガルズでVリーグデビューしました。

 2009年に初めて日本代表に選ばれると翌年の世界選手権で銅メダル、2012年のロンドンオリンピック銅メダル獲得に大きく貢献しました。

(山口舞 選手) 「全日本っていうのは憧れというか、別の世界だと思っていたのでまさか自分自身が日の丸を背負って戦うことができる選手になるっていうことは想像もしてなかったことです」

 シーガルズでは2013年からキャプテンを務め、その年のリーグ戦ではチーム最高の準優勝に導きました。

(山口舞 選手) 「チームメートとは苦しいことも一緒に乗り越えてきたし、たくさんの方の思いを感じながら自分が成長できるチームだった」

 ミスの少ない繊細なプレーと、相手の隙をつく素早いプレーで輝きを放った山口選手。

 今シーズンは、Vリーグの通算出場セットをリーグ新記録の1317セットまで伸ばし、さらに通算出場試合はリーグ記録に並ぶ381試合を達成しました。

(山口舞 選手) 「(Q.1番思い出に残ったシーズンは?)シーガルズとして初めて4強に入ったシーズンっていうのは、思い出には残っています。やはり初めて4強に残れたっていうのもありますし、劇的な4強入りを決めたっていうのも、みんなで信じられない気持ちもありながらすごく喜んだのを覚えています」

 山口選手は今後、岡山に残り「バレーボールやスポーツ関係の仕事に就きたい。日本一の夢は後輩に託す」と話しました。


 5月1日から大阪で開かれる、黒鷲旗全日本男女選抜大会を最後に現役を引退します。

(山口舞 選手) 「みなさんの思いに応えたいっていうのと、喜んでもらえるような試合をしていきたいと思っています」

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