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肺を提供した男の子の両親が精神的苦痛を受ける 移植手術を説明なく放送、岡大病院やTBSを提訴 岡山市

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 おととし、肺移植手術を無断で放送され精神的苦痛を受けたなどとして肺を提供した男の子の両親が、岡山大学病院やTBSなどに損害賠償を求める訴えを広島地裁に起こしました。

 訴状などによりますとおととし、脳死判定された当時1歳の男の子が肺を提供した移植手術が岡山大学病院で行われ、TBSが全国放送しました。事前に両親への説明はなく、番組では男の子の肺がそのまま映されたほか、提供を受けた家族からの手紙も公開されました。

(臓器提供した男の子の母親) 「まるで息子を物のように扱われた気がしました」    両親は甚大な精神的苦痛を受けたとして、岡山大学病院やTBSなどに1800万円の損害賠償を求める訴えを広島地裁に起こしました。

 岡山大学病院は「ドナーのご家族にご心痛を与える結果となったことは誠に遺憾です。訴状については内容を精査し適切に対応します」とコメントし、TBSは「訴状を受け取り次第、内容を精査して対応を検討致します」とコメントしています。

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