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巨大恐竜の顔が目の前に 大学生が作るタルボサウルスの骨格レプリカがまもなく完成 岡山

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 太古のロマンがまもなく完成です。岡山理科大学の学生が作っている巨大恐竜の全身骨格のレプリカがまもなく完成し、一般に公開されます。

 体長約10メートル、タルボサウルスの全身骨格を作っているのは岡山理科大学・生物地球学部の4年生3人です。タルボサウルスはティラノサウルスの仲間で、約7000万年前に生息したアジア最強の肉食恐竜です。

 卒業研究として去年3月から検討を始め、こだわりがつまった全身骨格がまもなく完成します。

(岡山理科大学/加藤祐之助さん) 「どうやったら迫力を出せるか?格好よくみせるかというのを考えて、頭の位置が低くなったんですけど、この位置になったことによって、実際の自分の目線の高さに歯がみえる」

 獲物を砕く強力なアゴや肉を切り裂く鋭利な歯がじっくり観察できます。また、タルボサウルスは目が顔の正面に向くのが特徴です。立体的にものを見るためです。

(岡山理科大学/加藤祐之助さん) 「そのおかげで、獲物との距離だったりまわりの環境だったり、すばやく認識することができる」

 全身骨格はモンゴルで実際に発掘された化石のレプリカです。

(記者) 「こちらタルボサウルスの歩幅ひとつとっても、実際の足跡化石を元にしています」

 歩幅を調べることで、タルボサウルスの姿勢を推測しました。

(恐竜研究で知られる 岡山理科大学/石垣忍 教授) 「1本1本の骨の形をよく見ていただいて、自分の体と比べていただけたらなあと思います。例えば頭ひとつ見ても、 ティラノサウルス類のタルボサウルスというのは非常に頭が大きいんですね。よく見ると(歯やアゴなど)ほとんどが食べるための道具です」

 タルボサウルスの全身骨格は、3月2日の恐竜イベントでお目見えしたあと、大学で一般に公開される予定です。


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