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狭い道でもスピード違反の取り締まり可能に 岡山県警が持ち運び可能なオービス導入

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 通学路など生活道路でのスピード違反に対応します。岡山県で初めて持ち運び可能なオービス、速度違反自動取締装置による取り締まりが行われました。

 可搬式オービスとも呼ばれるこの装置は、通常、幹線道路などに設置されているオービスを持ち運び可能にしたもので、岡山県で初めて導入されました。通常のオービスと同じく速度違反した車を自動で撮影して割り出し、後日、違反者に郵便や電話で通知します。

(記者) 「こちらの道は通学路になっているんですが、通行量も多く取り締まりの要望も来ていたということです」

 従来の装置だと自動で撮影する機能が無いため、その場で違反した車を停車させていました。そのため、少なくとも車2台分のスペースが必要で、狭い道路での取り締まりは困難でした。  これに対して可搬式オービスは、その場で停車させる必要はなく、装置を置くスペースさえあれば、取り締まることができます。また、スペース以外にもメリットがあります。

(岡山中央警察署/青木誠 交通官) 「取り締まりに必要な人員の問題です。今回の装置ですと機器を設置しそれに付く警察官1人がいれば取り締まり可能ということも、ひとつのメリット」

 従来、狭い道路での取り締まりには3人から4人を配置していました。可搬式オービスは、組み立て作業こそ2人以上が必要となりますが、取り締まりは1人で可能です。

 岡山県警によると、去年1年間、岡山県内で交通事故により死亡した中学生以下の子どもは6人で、前年より5人増えました。通学路になっている道路には、交通量が多く道幅が狭い場所が多いため、岡山県警は今後も、生活道路の取り締まり強化に可搬式オービスを活用する方針です。

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