
父親刺殺で…無職の男に懲役9年 岡山・倉敷市
父親をサバイバルナイフで殺害した罪に問われている男に、岡山地方裁判所は懲役9年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、倉敷市連島町西之浦の無職岡展弘被告(30)です。
判決によりますと岡被告は、1月5日の午前3時すぎ自宅で父親の正和さん(当時66)の顔や首などを刃渡り約17センチのサバイバルナイフで何度も刺し殺害したというものです。
これまでの裁判で弁護側は「被告は心神耗弱状態だった」として刑を軽くするよう求めていましたが、20日の判決で岡山地裁の後藤有己裁判長は「犯行は強い殺意に基づく執拗で残忍なもので、心神耗弱状態ではなかった」と指摘しました。
その上で「犯行を決意する過程には被告の障害の影響があり母と弟が支援を約束している」として懲役14年の求刑に対して
懲役9年の判決を言い渡しました。

岡山・香川の人や企業、街の動き、そして社会問題を記者独自の目線で徹底取材!日々の短いニュースでは伝えきれない重厚な企画をお届けします。
【特集】岡山県初の自主夜間中学 「学び」から生まれる「つながり」
特集は、岡山県に初めてできた自主夜間中学の話題です。様々な事情で、「学び直し」を必要とする人たちをボランティアで支えています。取材を始めて1年、生徒の数は20人から80人に増えました。
「学ぶ」という一つの目標を通じて、人と人との新たな「つながり」が生まれています。

-

- 高知白バイ衝突死
- 2006年、高知県で起きた白バイとスクールバスの衝突死亡事故。業務上過失致死の罪に問われ、「無実」を訴えるバスの元運転手。食い違う目撃証言や疑問が多い証拠を徹底検証する。
-

- 小さな駅の物語
- 岡山県北には、昭和初期の面影を色濃く残す駅舎が数多く残っている。1日の利用客がわずか5人程度という駅もあるが、学生や高齢者にとっては欠かせない足。そして、駅を愛し、守り続ける人たちがいる。「一期一会」をテーマに駅の1日を追う。
-

- 世界のためにできること
- 貧困などから抜け出せず苦しむ途上国の人たち。その状況を打破するため、多くの岡山・香川県出身者が活躍している。慣れない環境で国造りの手助けをする理由とは…。私たちができる「国際協力」について考える。