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西日本豪雨で水没 よみがえる昭和の名車

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 専門学校生たちの手で息を吹き返しました。西日本豪雨で水没した昭和の名車の修理が終わり、18日倉敷市真備町で納車が行われました。

(記者) 「およそ1カ月ぶりにクラシックカーたちがここ真備町に帰ってきました」

 倉敷市真備町のマビ昭和館に到着したのは、マツダ・ポーターやオート三輪など昭和を代表するクラシックカー7台です。

 マビ昭和館は2012年から昭和の車やバイクを展示していましたが、7月の豪雨で40台が水没しました。

(マビ昭和館/丸岡律夫 館長) 「爆風があってもう(シャッターが)開かないから出しようがない。自分のかわいい車が沈んでいくのを見るだけそれが一番寂しかった」

 8月、被害を知った兵庫県姫路市の日本工科大学校が水没した車9台の修理を申し出ました。

 そのうち7台の修理が終わり、マビ昭和館に届けられました。

(マビ昭和館/丸岡律夫 館長) 「自分の子どもが病気で入院して緊急入院して、そして元気な姿で帰ってきた、という気持ちなんです。それくらいうれしいです」

 1台の車のエンジンがかからなくなっていました。

 1969年式の三菱のコルト1100Fです。

(日本工科大学校/松田智志 講師) 「どうしてもここ1度水をかぶっちゃってますので、中のガソリンを送る細い管があるんですけど、そこがちょっと詰まり気味で燃料がうまいこと入っていかないと」 (Q.動かない?) 「そうなんです今ね、朝ね非常に元気だったんですけど」

 実はこの車はもともとエンジンが壊れていて展示用として置かれていました。

 しかし作業すること約10分…

(マビ昭和館/丸岡律夫 館長) 「これはもう展示だけというふうに考えて置いてましたからね。それがエンジンかかってきたからびっくりしたです本当に」


(日本工科大学校/松田智志 講師) 「こちらとしても全部がね直ってお渡しできたということが私らにとってもほんまに成果や思いますんで。大変勉強になりましたどうもありがとうございました」

 さまざまな人の手を借りて以前よりもさらに輝きを増した昭和の名車たち。

 真備町復興のシンボルとなるかもしれません。

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