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西日本豪雨から1カ月 続く避難生活や片付け…被災者の思いは?

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 西日本豪雨の発生から1カ月が経った今、被災者の皆さんはどのような思いで過ごしているのか。話を聞きました。

 今も500人以上が避難所で生活する総社市。その8割近くは倉敷市真備町の被災者です。

(避難している女性はー) 「前の生活に戻りたい。わがままでしょうけど」

 こう話す女性は、真備町辻田の自宅が1階の天井まで水に浸かりました。自宅にいつ戻れるかは分かりません。

(避難している女性はー) 「45年住んでますし、よそへ変わるいうても経済的に無理だし、ここもだんだんみなし住宅とかで出られていきますから、少なくなるとちょっと心細いですよね」

 長い夏休みを避難所で過ごす女子中学生もいます。

(避難所している中学3年生はー) 「この間風邪引いて、今も咳が出ている」

 現在、中学3年生で、受験への不安も覗かせました。

(避難所している中学3年生はー) 「授業が遅れちゃったのでそこがどうなるのか。(Q.生活で困っていることはなんですか?)勉強のスペースの充実」

真備町で40年以上暮らした74歳の女性は…

(避難している74歳の女性はー) 「近所の方が3人は亡くなったんですよ、よく知っている方が。楽しいこととか話ができた仲間が皆ばらばらになっていく、それが一番悲しい。どのくらい近所の方が残るか分からないけど、その人たちとまた助け合っていかないとと思うんです」

(記者) 「真備町箭田です。扉が全部外されて中も泥が乾いた状態で、まだまだ片付けが必要という感じの家ばかりです」

 真備町箭田の住宅で、泥水につかった写真を洗っていた、土師益子さん。1週間前からようやくこの作業に取り掛かることができたといいます。


(土師益子 さん) 「(Q.どんな気持ちで洗っていいますか?)1枚でも多くね。みんな元気で周りの人も家族もけがもなくて、それがうれしいです」

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