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福井の女子高生が倉敷・真備でボランティア 避難所の子どもと交流

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 被災地には県外からもボランティアが訪れています。27日は、福井県の女子高生がボランティアに参加しました。県外の彼女たちから見えた岡山の被災地とは?

 27日、福井県からやって来た5人の女子高校生。彼女たちのボランティア活動をコーディネートしたのは、野村泰介さん。高校生による災害ボランティアチームを立ち上げています。

 野村さんがホワイトボードで説明しているのは、避難所にある小中学生の学習スペース。大学生のボランティアが試験中で少ないため、高校生の彼女たちが避難所で子どもたちの相手をします。

(野村泰介さん) 「ボランティアは力仕事だけじゃないっていうのを知って、子どもたちの夏休み勉強とか、遊びとかで面倒をみるっていうニーズが非常に高くて、これならできるということで」

(福井の高校生/秋田彩英さん) 「避難所で、ずっとつまらない思いをしている小学生たちの相手遊び相手にでもなれたらいいなと」

 そして27日、彼女たちは、倉敷市真備町に初めて足を踏み入れました。

(福井の高校生/上村 ひかりさん) 「橋を一本越えたら、まちの様子が全然違ってびっくりしました」

(福井の高校生/山田 麻悠子さん) 「何もできないから、私たちは残念っていうか、悔しいなって思いました」

 ボランティアに向かう彼女たちから、前日のような笑顔が消えました。

 向かったのは、図書室の学習スペース。子どもたちが夏休みの宿題をやっています。  最初は部屋の隅でとまどっていた彼女たちですが…

(高校生)「あー、こっちちゃうで」 (子ども)「え?」 (高校生)「ここちゃう」

 子どもとすぐに打ち解け、勉強を教えていました。  また、別の教室では…


「あいこでしょ!あいこでしょ」

 そして、みんなでトランプ。  学習スペースのある倉敷市の避難所は16カ所ありますが、薗小学校では、23日から子どもたちが遊べる談話室も用意しています。

 野村さんと現地ボランティアのリーダー、岡村さんも一緒に子どもたちを見守ります。

(ボランティアリーダー/岡村 健太さん) 「子どもたちにとってもストレスがとてもかかっている状態ですから、少しでも歳の近い高校生と遊ぶことができるっていうのは小学生にとっては非常にいいことだと思います」

(野村泰介さん) 「岡山県外から、高校生たちがボランティアにかけつけてくれるって、本当にうれしいなと思って、コーディネートしてよかったなと思います」

 彼女たちは、27日のボランティアで気づいたことを、学校の課外授業で伝えたいといいます。

(福井の高校生/小林 優花さん) 「被災して疲れたとか、そういうちょっと暗いイメージだったけど、こっちにきて子どもたちもみんな明るいから。テレビでは伝わらないことをプレゼンとかで伝えたいです」

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