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情報入手や連絡手段に…SNSが豪雨被災者を救うカギに 岡山

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 多くの被災者が出た西日本豪雨では行政の対応が届かず、被災者同士が助け合って避難や復旧作業を行いました。その連絡手段のカギとなったのがウェブ上でコミュニケーションがとれる「SNS」でした。

(自宅が浸水した女性はー) 「2階のこの辺まで(水)が来ました。床に水が来た時点でベランダの手すりに上って救助を待ちました」

 倉敷市真備町川辺の自宅が2階まで浸水した女性は自宅に取り残され、7月7日の昼ごろまで数時間、2階で救助を待ちました。

 女性の救助を助けたのがSNS、ソーシャル・ネットワーキングサービスでした。

(自宅が浸水した女性はー) 「テレビが全く使えない状態だったので、SNSとかツイッターで、救助が来てると教えてもらって探したら、自衛隊の方が」

 女性は救助された後も支援物資の配布場所や道路の寸断状況などの情報をコミュニケーションアプリ「LINE」のグループで入手したそうです。

 このライングループ、「真備災害対策本部」は行政が運営するものではなく個人で立ち上げたものです。

(自宅が浸水した女性はー) 「教科書取りにいける場所とか教えてもらえるので助かってますね」 (Q.これがないと知らないことも?) 「けっこうありますね」

 ライングループを立ち上げたのは、倉敷市真備町に実家がある田村純也さんです。

 当初は約30人だったメンバーが今では約500人まで増えたそうです。

(ライングループを立ち上げた 田村純也さん) 「友達の安否が知りたかった。友達が友達を心配して集まった。私の家は浸かっていませんか?とか、メディアでも知りえないものを僕らが足で写真取ったりしてそれにアップする」

 田村さんは、真備町で友人ら約15人と一緒にボランティア活動に励んでいます。  その背中には「真備をなんとかせんとおえん」という文字。


(ライングループを立ち上げた 田村純也さん) 「自分の決意というか、真備町で育ったもんですから。なんとかして恩返しをしたい。それがなんとかせんとおえんという気持ちにつながったので、なんとかせんとおえんと本当に思いました」

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