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岡山の豪雨被災地 心配される感染症や熱中症 国の健康管理チームも派遣

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 被災者は、過酷な中での生活を余儀なくされています。こうした中で心配なのが感染症や熱中症です。

(記者) 「災害ごみによる異臭や道路からは粉塵が舞っていて、健康被害が心配されます」

 過去の例から、災害発生から1週間で感染症が増え始めるとされています。

(岡山県健康推進課/山野井尚美 課長) 「土ぼこり、土が乾燥してますので、レジオネラ菌の感染症も少し懸念を」

 下水道が一時機能を失ったことや、たまった泥水により菌が増殖します。避難者の体力や免疫力が低下しているため、感染症拡大のリスクが高いのです。

 そうした中、災害時健康危機管理支援チーム「DHEAT」が被災地に。今年3月に発足し、派遣は今回が初めてです。医師や栄養士などの5人のチームが、被災地の診療所を回りながら感染症対策などを助言しました。

(県南保健所(長崎)/宗陽子 所長) 「薬の処方や受診、かかりつけの先生と連携等で、復旧までの期間も医療を安心して受けられるように体制を整えていかないといけないと思います」

 一方、避難所ではー

(岡山県健康推進課/山野井尚美 課長) 「避難所でご飯を食べるときに一番は食中毒が気になります。ウイルスが原因で、お腹を壊してしまうと人にもうつりやすい」

(記者) 「避難生活が長引いて健康被害が心配です。避難所の小学校では手洗いうがいを呼びかけています」

 体調不良を訴える声もー

(避難者はー) 「痛いところは足が痛いし手が痛いし。痛いところばっかし、暑いし体がだるい。このままここにいたらおかしくなるような気がします」

 同じ姿勢でいると、エコノミー症候群になる恐れがあるため、体を動かすことも大切です。このほか「熱中症」も心配されます。


 13日の倉敷市の予想最高気温は35度で、今年初めての猛暑日の予報です。

(岡山県健康推進課/山野井尚美課長) 「のどが渇いてないと思っても汗で水分取られます。1時間おきに避難所に飲み物が置いてあると思うので、ペット ボトルの半分ぐらいは、水をとるぐらいの思いで水分をしっかりとってください」

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