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旧優生保護法下の強制不妊手術 岡山県で個人特定できる資料見つかる

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 再調査で新たな資料が見つかりました。旧優生保護法のもとで、障害者などへの不妊手術が強制的に行われていた問題で、岡山県は26日、個人を特定できる12人分の資料を見つけたと発表しました。

 岡山県によりますと、12人のうち、女性1人に対し、本人の同意を得ずに不妊手術が行われた記録が含まれていて、ほかの11人についても手術を受けた可能性はあるということです。

 厚生労働省のまとめによると、旧法のもとで岡山県内では845人が本人の同意なく、手術が行われたとされています。

 県によりますと、これは全国で3番目に多い数字です。

 岡山県は、これまで強制不妊手術に関する資料は保存期間が過ぎたため廃棄した可能性があるとして、個人名などを確認できる資料は見つかっていないと発表していました。

 しかし、厚労省からさらに詳しく調査するよう要請を受けて再調査した結果、県庁内で保管していた文書の中から 新たな資料が見つかったということです。

(岡山県健康推進課/山野井尚美 課長) 「手術をしたことがあるなど、個別の相談があればきちんと相談させていただく体制を取っておりますので、そこで対応してまいりたい」

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