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小さな駅の物語

番組内容

「KSBスーパーJチャンネル」では2012年4月からほぼ毎月1本のペースでシリーズ「小さな駅の物語」を放送してきました。これらのローカル線には一日の利用客が50~60人以下という駅がたくさんあります。そのいくつかは鉄道が開通した昭和初期の面影を残した木造駅舎で、時代に取り残されたかのようなたたずまいを持ちます。そんな小さな駅の1日をスケッチするミニドキュメンタリーです。

テーマは「一期一会」。アポイントなしで駅を訪ね、利用客や近隣の人たちに話しかけます。ナレーションは一切なし。音楽も入れない。何も足さない、何も引かないシンプルなつくりです。

たったそれだけの企画ですが、そこには地域の置かれた現実が否応なしに映し出されます。歯止めのきかない過疎。減少する利用客。中には1日の利用客が5人しかいない駅もある。寂れる周辺の商店。しかし、高校生や高齢者、障害者にとっては今も重要な足です。何より、駅を愛する人々がいる。かつて駅はどんなに小さくても地域の中心でした。

当番組ではそんな小さな駅の日常を淡々とスケッチしながら、否応なしに忍び寄る過疎とそこに生きる人たちの姿を季節感あふれる映像を交えながら描きます。それは間違いなく、日本の地方の現在を映し出す鏡です。かすかな希望は子どもたちが未来を見つめる目でした。

(2013年7月制作・放送)