「海の神様」として知られ、親しみやすい庶民的なお社柄から、「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮。昔からお伊勢参りと共に、一生に一度はお参りすべきお社とされ、年間約400万人の参拝客が訪れます。また、1368段にも渡る長い長い石段でも有名です。
最大の見どころ、それは書院の空間再現です。表書院を飾る円山応挙の障壁画(重要文化財)と伊藤若冲による奥書院の襖絵を実際の配置通りに並べ、展示室内に書院の絵画空間を再現します。まさに書院の部屋が、こんぴらさんからフランス国立ギメ東洋美術館へ移動してくるのです。
金刀比羅宮に奉納された円山応挙(1733-1795)による表書院の華麗で壮大な襖絵は、応挙美術の頂点ともいえる壮大な作品群です。また、伊藤若冲の奥書院《花丸図》(1764)は、四方の壁に四季の花々が描かれ、まさに百花繚乱の豪華さを呈しています。その空間再現を以て、金刀比羅宮の書院の美を体験していただけます。


